いくら好きな道民による【美味しい生筋子の選び方・作り方】アニサキス対策
秋になると北海道のスーパーでは
旬の生筋子が売りに出されます。
筋子をほぐして味付けして作る為
いくら作りは道民の秋のお楽しみなのです。
そこで今回は、安くて美味しい
いくらが食べたいと思い
作ってみましたのでご紹介します!
🔻生筋子は恵庭市「うおはん」で購入
お店の情報はこちらから💁♀️
筋子の旬は?価格と選び方
◎北海道の筋子の旬は9月〜11月。
なかでも9月の中旬〜10月の中旬くらいの
筋子は皮が薄めで味のバランスも良いので
この時期の筋子を使って食べるのが
好きな人も多いです。
10月の後半からは味は濃くなりますが
卵が成長し皮が厚くなるので
この時期の筋子は塩漬けで
作ると柔らかくなり食べやすいですよ!
醤油漬けにしてしまうと皮が更に硬くなるので
通称ピンポンイクラ(硬さのあまり噛みきれず
ピンポン玉の様に口の中で跳ねること)
になってしまうそうです
◎生筋子の高騰化で昔より約2倍の価格
今年の9月の初めは鮮魚店で600円台が
見かけるようになり、中旬に入ると
スーパーでは700〜900円台。
高い時は1200円くらいのも見ました。
数年前までは100g500円切るか切らないかで
昔はもっと安かった記憶でしたので
高騰化は残念ですね(;ω;)
◎筋子の選び方はなるべく綺麗なオレンジで白っぽいもの
鮮度が落ちてくると
全体が赤から赤茶になり粒も透明になってきます
(鮮度が落ちると調理するときや
冷凍してから解凍すると
粒も潰れやすくなってしまうとのこと)
筋子のほぐし方といくらの作り方
◎一般的なアニサキス対策として
家庭の冷凍庫(-18℃の場合)48時間以上
冷凍することで死滅できます。
-20℃の冷凍庫の場合は24時間以上
今回は買ってきた日のうちに食べたかったので
別の方法でアニサキス処理をして作ります。
◎いくらの作り方
①筒状になっている筋子を
指で膜を開き平らにします。(出来る範囲でOK)
今回は私のお気に入りのお店
②大きめのボウルに70度のお湯を用意します。
(鍋で沸かす時は鍋底に小さな泡が立ち
ぽつぽつ泡が上がってくるくらいになると
70度前後になります)
(もしくは1Lの沸騰したお湯と
水500mlを合わせると約70度になります。)
③筋子全体に70度のお湯が浸る状態で1分放置
その後に水も入れてぬるま湯にします
↑このお湯に浸す工程が
アニサキス対策として有効とのこと
(水を入れる際はお湯の温度が
40度前後だと一番筋子がほぐれやすいです)
④1Lの水に対し大さじ2と1/2の
塩をいれて3%の食塩水にします。
(塩を入れると白くなった筋子が透明になります
↑写真のように白い粒が残っていても大丈夫です)
⑤指で摘んで湯の中でぐるぐる筋子を揺らすと
ある程度粒が取れてきます
簡単に剥がせるので細かい所は指で
ポロポロとほぐして下さい
⑥大きな皮が取れたら一度ザルで水切りして
空のボールに戻し水道水で3〜5回程度
米研ぎの要領で手早く水をいれては
水面に浮いた細かな汚れを流し落とします。
(天かす網で取るのもオススメ)
筋や汚れてが取れない場合はザルに入れ
傾けながら最終チェックとして取り除きます
↑お湯で白く濁ってたいくらも
ここまで透明になります
⑦綺麗になったいくらをしっかり水切りし
保存容器に入れて今回は麺つゆ
(3倍濃縮の昆布出汁入りを使用)で味付けします
〜市販でタレの販売もしているので
お好みの方法で味付けしてください。〜
いくらが浸るくらいにいれたら
乾燥を防ぐためにラップし
冷蔵庫でお好みの濃さになるまで待ちます。
(1〜3時間程度)
↑今回は2時間漬けました
いくらが水分を吸ってふっくらしています
⑧味見して適度な味がついたら
ザルで余分なタレを落として
再び保存容器に入れて完成です。
いくらの保存
そのまま冷蔵する場合は2〜3日が目安です。
冷凍する場合は空気に触れないように
密閉して1〜2ヶ月の間に食べきった方が安心です
その際は冷蔵庫へ置いてから半日〜1日程
ゆっくり溶かしてください。
解凍後のいくらは2日以内に食べ切るのがおすすめ
味付けに麺つゆを使ってみましたが
想像していたより美味しくて大成功でした
家ごはんならではの贅沢!
あったかご飯に沢山かけて食べてみてくださいね😊